これは、レゴEV3で作られたお菓子のクレーンです。
Summer Gadget Fest.に出品中です。
Ustream経由で遊ぶ事が出来ます。(2014年8月31日まで)
http://www.ustream.tv/channel/ev3ufo2
チャットフィールドに1〜100までの数字を入れて約30秒待って下さい。
日本時間で昼間の方がよく見えます。
カテゴリー: EV3
クラウド慰霊塔 ~EV3で障害通知~
オンプレミスのシステム構築と言えば、データセンターに通い詰めて立ち上げをし、リースアウトの日までは一度も火を落とすことなく大切に保守メンテナンスをする時代がありました。火を落とすときは「お疲れ様。ありがとう。」と心で思いながらシャットダウンをし解体を行った物です。解体後は、携わったメンバーで立ち上げ時の思い出やハードウエアトラブルの思い出を語る宴会が催された会社もあった事と思います。
時が変わり、時代はクラウドに。クリック一つで、仮想サーバを捨てたり、上げたり、複製したりする事が出来るようになりました。技術的には非常に素晴らしい事で多くの恩恵を得られるようになりました。ただ、古き良き時代を思い出すとサーバにはそれぞれ命があったはずです。(注:いや無いですし、ホストOSは生きています)
命を粗末にするとプロジェクトに祟りがあるかもしれません。(注:絶対にありません)
日本の料理人の世界には、魚や動物の命を弔う慰霊碑や塚が各所にあります。クラウドの仮想サーバも弔ってあげることにより、技術者への祟りも無くなるのではないでしょうか?(注:シツコイようですがありません)
という事で、LEGO EV3を使い「クラウド慰霊塔」を建立する事にしました。(注:ただのネタです)
サーバが落ちたり障害をzabbixやnagiosで検知すると「チーン♪」とEV3が仏具の鈴(りん)を叩き、ワンクリックで捨てられたOS達の命を弔ってくれます。(^^
LEGO EV3ネイティブプログラム簡単検証
LEGO マインドストーム EV3のネイティブプログラムを開発するにあたり、
- シリアルポートのコネクタを用意しなければならなかったり
- 高いWIFIトングを買わなければならなかったり
- クロスコンパイル環境を作らなければならなかったり
- Micro SDカードを用意しなければならなかったり
- etc
なんか、面倒ですよね(^^
以下、安く簡単(?)に検証できる手順をまとめました。
用意するのは、
- USB LANアダプタ BUFFALO LUA3-U2-ATX ( Amazonで実売1300円弱)
- Amazon Web Service (AWS)のアカウント
- TELNETクライアントが使えるPC(WindowsでもMacでもOK)
の2点になります。簡単かどうかは、AWSを使った事があるかどうかにかかってくると思います。Micro SDカードもシリアルケーブルも不要です。
■事前準備
- AWSのEV3クロスコンパイル用AMIを使いEC2インスタンスを1つ立ち上げます(手順はこちら)
- EV3のファームウエアを1.03以降になっている事を確認します。もしファームウエアが古い場合は、USB LANアダプタが認識出来ないのでアップデートしてください。
- Windowsの場合はtelnetが使える環境を用意してください。(標準のTELNETクライアントを有効化するか、teraterm等のソフトをインストール)
■簡単プログラム検証
- EV3にUSB LANアダプタを指して、DHCPのLAN環境に接続。EV3の電源を投入します。
- BLICK INFOの最下行にDHCPで取得したIPアドレスが表示されます。
- EV3にtelnetで接続します。ID: root, Password:無しでログインできます。
- ログインしたら /tmp にcd してください。このディレクトリ配下は書き込み可能です。ただし、電源を切ると消えてしまいますので、本当に一時的な検証用です。きちっと残したい場合は、SDカードの用意が必要となります。
- EC2用のSSH秘密鍵ファイルをコピペで適当なファイル名で /tmp の下に保存します。
- あとは、EC2上でクロスコンパイルした実行ファイルをscp で/tmp配下持ってくれば、実行できます。
EV3のクロスコンパイル環境構築
レゴ マインドストーム EV3 のクロスコンパイル環境をの構築手順が
に掲載されていますが、この通りに環境構築をしようとすると、結構時間がかかります。また、サンプルプログラムもそのままコピペだとエラーになります。(^^ゞ
そこで、AWS上に作った環境(AMI)を公開させていただきました。
- AMI ID
- Tokyo ami-8dc2a28c
- N.Virginia ami-51ae8338
- Name : ev3-asondemita-20131208a
- Description : Cross-compilation Environment for LEGO MINDSTORMS EV3 on Ubuntu 12.04
ubuntuユーザ配下にafrelさんのページの通りの環境が全て構築済みとなっています。
「そんな、誰だか判らない奴が作ったAMIなんて怖くて使えない」(^^
という方は、こちら
curl http://asondemita.net/ev3/setup_on_ubuntu12.04 | /bin/sh -x
AWSのunbutu 12.04 でしか検証していないので、ubuntuのdesctop環境だともしかすると途中でアボートするかもしれません。AWSのt1.microの場合で、約1時間程度で構築が完了するはずです。