LEGO EV3ネイティブプログラム簡単検証

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2013-12-10-06.52

LEGO マインドストーム EV3のネイティブプログラムを開発するにあたり、

  • シリアルポートのコネクタを用意しなければならなかったり
  • 高いWIFIトングを買わなければならなかったり
  • クロスコンパイル環境を作らなければならなかったり
  • Micro SDカードを用意しなければならなかったり
  • etc

なんか、面倒ですよね(^^

以下、安く簡単(?)に検証できる手順をまとめました。

用意するのは、

  • USB LANアダプタ BUFFALO LUA3-U2-ATX ( Amazonで実売1300円弱)
  • Amazon Web Service (AWS)のアカウント
  • TELNETクライアントが使えるPC(WindowsでもMacでもOK)

の2点になります。簡単かどうかは、AWSを使った事があるかどうかにかかってくると思います。Micro SDカードもシリアルケーブルも不要です。

■事前準備

  • AWSのEV3クロスコンパイル用AMIを使いEC2インスタンスを1つ立ち上げます(手順はこちら
  • EV3のファームウエアを1.03以降になっている事を確認します。もしファームウエアが古い場合は、USB LANアダプタが認識出来ないのでアップデートしてください。
  • Windowsの場合はtelnetが使える環境を用意してください。(標準のTELNETクライアントを有効化するか、teraterm等のソフトをインストール)

■簡単プログラム検証

  1. EV3にUSB LANアダプタを指して、DHCPのLAN環境に接続。EV3の電源を投入します。
  2. BLICK INFOの最下行にDHCPで取得したIPアドレスが表示されます。
  3. EV3にtelnetで接続します。ID: root, Password:無しでログインできます。
  4. ログインしたら /tmp にcd してください。このディレクトリ配下は書き込み可能です。ただし、電源を切ると消えてしまいますので、本当に一時的な検証用です。きちっと残したい場合は、SDカードの用意が必要となります。
  5. EC2用のSSH秘密鍵ファイルをコピペで適当なファイル名で /tmp の下に保存します。
  6. あとは、EC2上でクロスコンパイルした実行ファイルをscp で/tmp配下持ってくれば、実行できます。