LEGO マインドストーム EV3のネイティブプログラムを開発するにあたり、
- シリアルポートのコネクタを用意しなければならなかったり
- 高いWIFIトングを買わなければならなかったり
- クロスコンパイル環境を作らなければならなかったり
- Micro SDカードを用意しなければならなかったり
- etc
なんか、面倒ですよね(^^
以下、安く簡単(?)に検証できる手順をまとめました。
用意するのは、
- USB LANアダプタ BUFFALO LUA3-U2-ATX ( Amazonで実売1300円弱)
- Amazon Web Service (AWS)のアカウント
- TELNETクライアントが使えるPC(WindowsでもMacでもOK)
の2点になります。簡単かどうかは、AWSを使った事があるかどうかにかかってくると思います。Micro SDカードもシリアルケーブルも不要です。
■事前準備
- AWSのEV3クロスコンパイル用AMIを使いEC2インスタンスを1つ立ち上げます(手順はこちら)
- EV3のファームウエアを1.03以降になっている事を確認します。もしファームウエアが古い場合は、USB LANアダプタが認識出来ないのでアップデートしてください。
- Windowsの場合はtelnetが使える環境を用意してください。(標準のTELNETクライアントを有効化するか、teraterm等のソフトをインストール)
■簡単プログラム検証
- EV3にUSB LANアダプタを指して、DHCPのLAN環境に接続。EV3の電源を投入します。
- BLICK INFOの最下行にDHCPで取得したIPアドレスが表示されます。
- EV3にtelnetで接続します。ID: root, Password:無しでログインできます。
- ログインしたら /tmp にcd してください。このディレクトリ配下は書き込み可能です。ただし、電源を切ると消えてしまいますので、本当に一時的な検証用です。きちっと残したい場合は、SDカードの用意が必要となります。
- EC2用のSSH秘密鍵ファイルをコピペで適当なファイル名で /tmp の下に保存します。
- あとは、EC2上でクロスコンパイルした実行ファイルをscp で/tmp配下持ってくれば、実行できます。